2003年 ザルツブルク・国際サマーアカデミー

翌日からいよいよレッスン開始です!
オーディションに合格した時点で、レッスンの日程を組みます。

私は一日おきのレッスン、土日はお休みで計5回でした。
ギリロフクラスは自分のレッスンの時間以外は何をしていてもOKでした。
自分のクラスを聴講しても良いし、他のクラス、他専攻のクラスを聴講してもOK。
聴講もせず観光へ繰り出してもOK。
ザルツはドイツ国境に近いから、ミュンヘンなんかもすぐ行けたようです!
(寮も門限などがないので、どこかで1泊・・・なんかも可能です)

ちなみに、一緒に行った歌の先輩は毎日レッスン。けっこうキツかったようです。
1期に受講したフルートの先輩も毎日レッスンで、しかもクラスのレッスンを
全部聴講しなくてはならなかったらしく、これもかなりキツかったようです。
要は、先生によって生活の仕方が全然変わってきます。


練習室

練習室は、1人1日3時間以内。
(レッスン生のみ)
ピアノによって値段は変わるけど、私は2週間で75ユーロでした。(結構高いですよね!)
ピアノ以外の専攻の人は寮の自分の部屋でも
練習していました。
それから空いてる部屋・ピアノがあれば一応
使っても大丈夫です。


さて、初めてのレッスン。とりあえず平均率を。
・・・となぜか私はドイツ語で「平均率弾きます」、と・・・。
もちろん先生もドイツ語でレッスンを始めてしまう・・・。
うん、全然わかんない!!(笑)
ってことでやっぱり英語でレッスンしてもらいました。

始めはけっこう、聞き取れない単語や意味のわからない言葉もあったのですが、
先生のレッスンを聴講し続けていくうちに、よく使う言葉やその意味もわかってきました。

先生は決して怒らず、いつも穏やかな方。
注意点よりもまずどこが良かったかを褒めてくださる!
真剣に聴いてくださるのがわかるし、
先生が音楽を心から愛しているのが伝わってくる。

5回のレッスンで、平均率、ショパンバラード3番、ドビュッシー喜びの島、
ラフマニノフソナタ2番を見て頂けました。
何より学んだことは「自分の音を聴く」ということ。
一生懸命「弾く」のではなく、「聴く」。
自分も一緒になって音楽を楽しむ、響きを聴くということです。
なんだ、それだけか!と思うかもしれませんが、
私に足りないのはまさにそれ。そしてとっても難しいことだと思います。
もちろん1曲ずつ細かいことも教えていただけました!!

ギリロフ先生は普段ドイツ語。(母国語はロシア語らしい)
聴講していて思ったのは、ドイツ語のレッスンの方が内容が濃い、ということ。
当たり前かもしれませんが、なるべく先生の母国語で受講した方が良いかも、です。


本館廊下

講習中は、多くの他のクラスを聴講しに行くことが
できました。

まずはピアノ。
ヤシンスキー先生は音質、リズムにとことんこだわる。
あのお身体から信じられないくらいのエネルギーを出し、
ハードなレッスンをされていました。
ロバノフ先生は面白いイマジネーションがどんどん
湧いてくるらしく、自ら跳ねたり動いたり・・・。
リースケ先生は知的で構築的に曲を作る。
ペルティカロッリ先生は注意点を的確に指示する。
(結構〜怖かったです・・・・できなければ
レッスン終わりだし。)
ざっと見た感じではこんな印象でした。



新館

他の楽器も色々と聴講しました。

一番「感覚的」なレッスンをしていると感じたのが歌。
だから指導力というのがかなり大切なのかも。
歌の先輩は「先生に操られて声出してた」と
おっしゃっていました。
弦は外国の人の上手さを感じた。
(ピアノはそんなに感じなかったけど・・・。)
室内楽の授業では、初顔合わせの人同士が、
その場でアンサンブルを組む。
シューマンのピアノクインテットの
譜めくりをしたんだけど、そのピアノの子、「昨日から譜読み始めた」と言い、
全楽章バッチリ弾きました・・・。(しかもポケットスコア!笑!)
いやいや、スゴイですねぇ・・・・。


全体で1番人数が多かったのは韓国人、次に日本人。

ピアノを見ていた限りで言うと、韓国の人は「技術」がスゴイ。
ど〜〜してそんなに動きますか?!という感じ。
同じクラスの13歳の男の子は、
クラスコンサートでショパンエチュードop10-1〜5番まで、
曲の間に時間をほとんど取らずにダ〜〜ッと弾きました。
(その演奏、音楽に感動したかというとそれはまた別・・・技術に驚いた、といった感じ)

いろんな国の方、いろんな演奏を聴くことができてとても楽しかったです。
普段、他の専攻のレッスン聴く事なかなかないし。
でも、「日本って高いレベルにいるんだな」と感じたことも事実。
一概には言えませんが。・・・・・そんなことを思いました。


ギリロフ先生と

ギリロフ先生とパチッ☆
この時もなぜかドイツ語で「一緒に写真を撮ってください!!」と・・・。
文章丸暗記ですから。笑。